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2007年5月 2日 (水)

RED ONE

NAB2007で話題沸騰、だったという、ハイエンドビデオ撮影環境「RED ONE(RED Digital Cinema)」のサンプルフッテージが公開されています。

http://www.red.com/gallery-video.shtml

RED Digital Cinema

http://www.red.com/

BitTorrent clientソフトをインストールしないとダウンロードできない(しかもすごく重い)のですが、一見の価値があります。

これは、4520×2540というばかでかい動画を、非圧縮RAWで記録可能というもので、ムービーカメラのデジカメ的展開でしょうか。
サンプルはQTで、モーションJPEG、70M/秒程度で圧縮されていますが、とにかく綺麗ですね。なんか不思議な、ビデオでもフィルムでもない、いってみれば動くデジイチ写真ですね。驚きです。どれも深度浅めのしっとり系の画ですが、もっとばきっとした広角系のサンプルも観てみたいものです。
1080iか720pか、なんて言ってないで、もっとデカイデータで記録すればいいじゃん、あとで変換すればどうにでもなるよ、コーデックも悩むなよ圧縮しなきゃいいんだから、というコンセプトだと思います。シンプルです。
放送規格から自由になった、さらにハイエンドなフォーマットで記録しておき、それをテレビやDVD用、あるいはネット配信用にダウンコンバートしたり、映画用にキネコしたり、という運用。ソフトのマルチユース化がどんどん重要になってくるので、そういう意味からも、これからの業界にフィットするのでは。

スペック情報だけなら、そういう世界もあるか...というやや遠い感じですが、カメラ本体が日本円で200万程度(純正レンズや各種オプションをそろえるともっといくとは思いますが)、シネカメラとして考えると破格に安い。レンズはキャノン製はじめ、アダプターを介していろいろ使えるようですので、レンズ資産を持つ映画プロダクションや機材屋さん、もしくは、スチール写真のプロダクションがCMなどに進出する時の武器に、と色々広がりをみせそうな感じがします。

FCP6もProRES422を使って対応しているようです。
FCP6とRED(米APPLE)

http://www.apple.com/finalcutstudio/action/?movie=red

新しいHDカメラは、どれも小型化してオールインワン化、しかも高感度になって、簡便化していくので、現場で撮影に関わる人員がどうしてもけずられてしまう、でも、このREDのようなレンズ周りやオプションに手間のかかるシステムだったら、技師+助手という昔ながらのフォーメーションにも定着しやすいという気がします。しかも、これだけの描写力があれば、ライティングの力も十分に発揮できますから(というか照明しないわけにはいかない)、照明部さんもハッピーです。
今、民生でも1920*1080i記録が出始めているわけで、解像度からして次元が違う、というのは、プロ用機材としては高いアドバンテージだと思います(プロ用という事がわかりやすい、という意味でも)。

撮影照明に手間をかけ、作りこんでいく現場なら、これがスタンダードになってしまうかもしれない高いポテンシャルがあるのではないでしょうか(というイメージですが、本体がそんなに重くないのでもっと軽快な使い勝手にもできるのかもしれません)。
いつかは使ってみたい機材です。デザインも、なんか、ロボコップっぽくて、そそられます。技術スタッフのモチベーションもぐんぐん上がりそうな見た目ですね。

ムービーでレポートしているサイト

http://www.watchme.tv/v/?mid=bfb345dafd561613fc28430f37c43143

システム5さんのNABレポート

http://proportal.system5.jp/modules/userreport1/index.php?id=25

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コメント

お疲れ様です。

まだ十分にその内容を把握しきれていないので、思い違い等々があることとは思いますが・・・
「Apple Pro Res 422」。
これ、自分としては、いろいろな可能性を感じる、とても魅力のあるものに思えます。

「AJA io HD」+「MacBook Pro」+「外付けFW800HDD」があれば、現行のすべてのフォーマットに対応出来てしまうのではないか・・・と。
しかも「AJA io HD」のHDMI出力でモニタリングも出来てしまうようですし・・・。
「RED ONE」は別格的な存在のような気がしますが(笑)、これも千崎さんが書かれているように、「Apple Pro Res 422」対応だそうですし。

「RED ONE」を初めて知ったときは、冗談のように思っていましたが、マジなものだったのですね・・・本体のメッキ部分が多少「チャチ」な気はしますが・・・見た目的に(笑)。

ちなみにFCS2ですが、フルインストールするには60GB以上のスペースが必要だそうですので、現行のMacBook Pro 17インチの100GB@7200rpmのHDDだと「キビシイ」ものがありますね・・・。
次期モデル待ち・・・かもです。

なんか支離滅裂な文章になってしまって、すみませんです。

投稿: POP | 2007年5月 3日 (木) 23時33分

アップルのFCS2サイトにあるムービーを見ると、専用のコーデックREDCODEで解像度4kの4:4:4によるネイティブ編集、ProRes4:2:2は解像度2kのHD用となってます。

投稿: TOVI | 2007年5月 4日 (金) 09時37分

>POPさん
REDの真価はおそらく価格にあるという気も。HDCAMの半分の価格であのスペックですから、機材屋さんに導入がすすめば、僕らも使える価格でレンタル...?
Prores422、カメラーメーカーも対応の気配もあるし、どうしても注目してしまいますね。

>TOVIさん
そうか、FCPから直接REDCODEが扱えるのですね。なんだか、すごいことになってきていますね~。

投稿: 千崎 | 2007年5月 5日 (土) 19時13分

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