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2014年7月19日 (土)

ビデオα連載:Premiere Pro で遊ぼう!

日本の映像業界の、老舗業界誌、「ビデオα」が休刊し、新たにWebマガジンとして再起動したのが今年の3月でした。
以前から、ビデオαさんとは親交があり、共同制作でDVD教材なども制作させていただきました。
それで、何か、良いネタありませんかね?という事で何本か出した企画のうち1本を採用いただき、先月から連載を開始しています。

「Premiereで遊ぼう-効率化を忘れた先に見えてくるもの-」
というタイトルで現在2本の記事がアップされています。

http://www.videoalpha.jp/author/senzaki

かつて、ビデオの編集作業は、VHSにプリントした「キャラだしワークテープ」を使ってオフライン編集をし、そのタイムコードを「エディットシート」という表に書き出し、それをもとに、テープ編集スタジオに入ってオンライン編集を行い、カンパケにする、という今にして思えば面倒くださいものでした。
その対抗馬として現れたノンリニア編集ソリューションは、「効率化」「低コスト化」がウリでした。それに対して僕らユーザーも飛びついたわけなんです。
特に2000年あたりに登場する、「普通のPC」を追加ハード無しで編集マシンにしてしまう製品群は、後に主流になっていきました。
その性能たるや、20万円台のPCが、かつての3億投じた編集スタジオを凌駕するパフォーマンスを持つ…。

で、ここにきて「まてよ」と思うわけです。
確かに、安くて早くて高性能なので、効率はアップします。
でも、あー便利になった、あー安くなった、でいいのか(まあ、それでいいんですが、実は)。

映像の編集から加工からぜんぶ一人で思う存分出来る、このデスクトップビデオと言う環境を、もっと「遊び」や「実験」につかっていいんじゃないか。
根付けの職人さんが、色々試すために、小さいアクセサリーかなんかを売るでもなく、人にあげるでもなく、ひとりで「試す」「愉しむ」ために作る、みたいな事が、僕ら映像を作るニンゲンにもあるべきなんじゃないか、という気がしたわけです。

で、まず仕事には使えんだろうけど…、という映像加工をPremiereだけでやってみるシリーズって、どうよ、と思った訳でした。

最初の回は、仕事ではほとんど使っていない(使えない)エフェクトを主役になにかやってみよう、と思って、ちょうどアンディウォーホール展もやっていたんで「じゃあ、サイケだ」。

二回目は、ある種、ロジカルにエフェクトを組み立てていく練習、という気持ちで「8ミリフィルムのシミュレーション」を取り上げました。

三回目は、これから書くんですが、「ゆらぎ」をテーマに、ひとくさりなんかやってみようと思っています。

やはり、僕は、かつて、特殊な専用機やスタジオで「溺れるように」編集作業に没頭していたころの快楽が忘れられないんだと思います。
その快楽は、もう環境としては取り戻す事はできませんが、せめて、自分の意識を切り替える事で、いくぶんかを取り返せないかなあ、とおもうわけです。
PCでの編集作業はどうしても「普通の業務」になりがちです。ドーパミンの放出量がやはり少なくて物足りない。
映像の編集は、とても特殊な、しかも強い快感と快楽をもたらすものだったはず…だったんだよなあ…そう思うのは、もう年だからでしょうか?(笑)

この連載、しばらく続く予定ですので、ぜひ、ご贔屓に!

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