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2015年1月

2015年1月31日 (土)

シャープ:電子ノート WG-N20 レビュー

ガジェットの紹介&インプレッションです。モノは、シャープの「電子ノート」。買って2ヶ月ほどになりますが、結構手放せないブツになりました。

僕は、シャープというメーカーが好きで、PCもメビウスシリーズを2台つかっていました。全体的にはカッコいいのに、こまかいところでなんか貧乏くさいところがあって、そこが、がっかりというより、いとおしい感じがしていたのです。いろんな意味で日本的(で庶民的)なメーカーだったと思います。 Appleのように、ホラ、完璧でしょ?とぐうの音も出ないデザイン性にイマイチ届かない、残念ポイントがちょっと好き(おかしいですかね)。
そのうち、シャープは液晶パネルと白もの家電のメーカーになってしまい、しばらく製品を買う事もなかったのですが、最近(でもないかちょっと前)、お?というガジェットが出たのでした。
それが、この、電子ノートです。

Wgn20___

一見タブレット端末風ですが、できることはまるで違います。
一言でいえば、紙を使わない「メモ帳」。ペンを使って、液晶パネルに文字や絵(モノクロ)がかけます。機能としては、ほぼそれだけです(笑)。
このシンプルな考え方に、まずは惚れました。本当です。
さっと思いついた事を、忘れないうちにメモ書きに定着する、という用途ならこれで十分です。走り書き用ツール。

もともと、何かを考えているときには、裏紙にボールペンでぐだぐだ何かメモったりしているんですが、この紙というのがすぐに溜まってくるし、こういうメモの捨てどきもなかなか難しい…。必要と思ってとってあっても何かのはずみで捨ててしまったり、なんてこともあります。大事なメモはデジカメで撮影して、とも思うのですが、他の写真と混じってしまってすぐ取り出せなかったり。そもそもそのメモの重要性は必要になったときにはじめて判明するのであらかじめ「これは大事」と決めることもなかなか難しいのです。
この「考えながらぐだぐだ書く」ための紙とペン以外の方法が欲しかったわけです。

同じような手書きができるアプリは、タブレット用などにもあって、それも使ったことがあります。
しかし、タブレットの場合、まずタブレットそのものを暗証番号入れてスリープ解除して、さらにアプリを立ち上げる必要があります。しかも画面に下手に触れると反応してしまうので、結構気を使います。また、しょっちゅう使うには電池の持ちが心もとないのです。

電子ノートは、このような不満をほぼ解消してくれました。一回充電して僕の使い方なら2週間ぐらい大丈夫。電源を入れて暗証番号を入れてメモが取れるようになるまでせいぜい3秒ぐらいでしょう。

メモをとるためのペンは、細、中、太の3種類、消しゴムも同じく3種類です。
なるほどと思ったのは、マーカーがあることです。マーカーで書いた文字の上を撫でると、文字を活かしたまま太いグレーの、いわゆる「マーカー」が描けます。マーカー用の消しゴムも用意されています。

Img_5775

メモは「ノート」という単位で保存されます。本体内にメモ帳(ノート)を作って、それを何冊も保存しておく、というイメージです。
このノートは、タグや日付で検索することもできます。

書いたメモは、専用ソフトでPC(Winのみ)にビットマップ画像として転送可能。ですが、ちょっとケーブルつないだり面倒くさいのでほとんどこの機能使いません。
何かの下絵なんか書いた場合は、便利な機能かもしれませんが。

不満点と言えば、やっぱり液晶の「暗さ」かなあ。バックライトがなく、反射でしか見られないので暗いところではちょっと見づらいかも。かといってバックライトつけると電池の消耗も激しくなるだろうし、バランスが難しいところかもしれませんね。
あとは、アンドウが効かないことです。紙とペンと思えば効かなくて当然なのですが、デジタル機器という事を考えるとアンドウはあってしかるべきかな〜と思います。
それとできれば、すべてのページをサムネイルとして一覧表示できるといいですね。それができれば紙のメモ帳に使い勝手が近づくと思います。

ラインナップで一番安いのがAmazonで7880円です。

僕がつかっているのはWG-N20で、暗証番号によるロック機能がつかえます。

ハイエンドモデル。四年分のスケジュール帳搭載。

キングジムからも似たようなコンセプトのガジェットがでています。こちらは黒字に白文字。どちらかというと電子ホワイトボードっぽい感じかな。

こういう、アナログな事を素朴に専用機としてデジタル置き換えるガジェット、これからいろいろでてくるかもしれませんね。ぼちぼちスマフォの反動が…。

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2015年1月 4日 (日)

「手作り動画メソッド」開発計画

あけましておめでとうございます。

昨年は、公私ともども次々に色々な事が起こり、消耗の年でした。
休日もろくに取れずに、年末あたりは、感覚も若干摩耗して「愉しんで何かをする」事も苦手な状態になっていました。まずいまずい、まずいです。眉間の皺も深くなったような気さえするのです。

で…。

新しい年は、新心機一転、自分を愉しませる事に重点を置きたいと思います。
仕事も愉しんでする、それにつきますね!
年始のおみくじも、まんまと大吉でございました。

さて、久々に、映像制作について書きたいと思います。
(ブログ更新自体が久々ではありますが…)

今、何回目かの「Web動画キタ!」という状況にあるようです。
かつて、YouTubeの日本語版がスタートした時、そして、「リッチコンテンツ」バブルの時、そして、今。
今の動画ブームのもっとも大きな特徴は、「物珍しさ」と無縁だという事だと思います。やっと、ごく当たり前にネット上で動画が活用されるようになった、という事でしょう。写真と同じように映像がつかわれるようになった。
ネット上で動画を使ったプロモーションや、動画広告も活況を呈しています。

今の動画プロモーションや動画広告の状況やレビューをみていて感じるのは、インターネットの最も基本的な特徴「誰でも何かを表現できる」という部分が抜け落ちている、という事です。大広告主が代理店を使ってしかけた成功例や、コストのかかる動画広告の効果測定、バズった動画のレビューなどばかりが目立ちます。

Web上で動画を使う事の、もっとも大きくかつ画期的なものは、「どこからでも動画をみてもらえる/見せる事ができる」という事でしょう。それは、YouTubeに動画が1本あがっていさえすれば、誰でも享受できるメリットです。
ホームページから見せるのはもちろん、営業マンが出先でスマフォを使ってみせる、メールでURLを連絡して見てもらう、SNSで共有したり、拡散してもらう、など、ネット上の動画のメリットはたくさんあります。
そして、動画の動画らしい最も基本的な特徴は「動く/音も出る」という点です。そして、見てみるまでそれがどんな内容か分からない、「わくわく」感があるメディアであることも特徴です。つまり「見てようか」という気になりやすいメディアなのです。これが写真やテキストとの大きな違いでしょう。
予算のない中小企業やお店などがこうしたWEb動画をしっかり活用できる事が本当の「Web動画」時代という事になるのでは?と思うのです。

そのためには、撮影や編集といった一般の方にはちょっと「ムズカしい」作業をなるべく簡単にできるためのルールや、メソッド、テンプレートなどの開発が必要な気がしていて、そのあたりも、映像プロダクションの仕事の一つなのではないか、と思い始めています。見てみるまでは内容がよくわからない動画を、せっかく見てもらって「少なくともがっかりさせない」ための最小限の作法みたいなもの。
まだ、ネーミングは考え中ですが「手作り動画メソッド」みたいなもので、今年のライフワークのひとつにしたいと思います。

もともと僕は、ディレクターとして独自の映像表現を追求したい…もそうなんですが、その前に「映像の基本的習性」のようなものにとても興味があります。目の前にあるものにカメラに向けて時間軸ごと記録する、そしてそれを切り貼りする、という事から生まれる映像の基本性能そのものをよく知りたいと思い、これまで30年近くも色々なことを考えてきました。先の「手作り動画メソッド」の中で、それが活かせるんじゃないか、と思っています。

それに、今は10年前とはまるで違う映像制作環境にあります。今もっとも身近なビデオカメラはスマートフォンでしょう。そしてその画質や音質は、もはや「いくらなんでもオーバースペック」といっていいほどに高まっています。編集環境も無料のものがそれこそ色々あるし、性能もちょっとした「商品紹介」程度の製作物なら充分です。もうハードウエア・ソフトウエア、そしてネットワークの環境は「ネット上で動画を普通にブイブイ使う」事ができるようになっているのに、いまだに「どうすれば出来るの?」という情報が充分行き渡っているとは言えません。まったくもって、もったいない事です。

いわゆる、クリエイターの皆さんは、それぞれに苦労して表現するわけですから、情報は自分で調べるべきだし、試行錯誤こそが表現活動の源泉である以上、てっとりばやく便利な方法を知る必要もないでしょう。勝手にどんどん行くべし、悩むべし。でも、企業の営業マンや、商店主や、小さなメーカーの広報マンは、別に「動画で自己表現」したいわけではありません。
本業の傍ら、ちょっとした工夫で「動画を作って営業に役立てたい」だけです。ならば、そのためのノウハウが情報として流通していてしかるべきだな、と思うわけです。

動画制作物のハードルの最初の難関は「見ていてイヤじゃないものにする」という点だと思います。色々な意味での「ノイズ」をいかに排してみやすくするか、そこさえクリアできれば、動画は機能しはじめます。しかし、何が「イヤ」にさせているのか、実は意外にわかりにくく、そこに最大のコツがあります。見る人を「イヤ」にさせるノイズは撮影に関するものもあるし、音に関するものも、そして、構成に関するものもあります。それは「分かりやすい文章の書き方」のように、わかりやすいハウトウにできるものだと考えています。

情報提供の方法は、今まだ、検討中ですが、春までにはなんらかの形でプロジェクトを始めたいと思っています。

ええと、それでは、皆様、本年もよろしくお願いいたします。

最後に、昨年の血のにじむ作業の成果のひとつ、コイツもよひとつろしくお願いいたします!ありがたい事に、結構ご好評いただいているようです。

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