テレビ

2010年5月 5日 (水)

抜群に噛み合わない対談/デキビジ

偶然たまたま、TwitterのTLにURLが出現したので、まんまとひっかかり、ながら見でついつい。
勝間和代さんとひろゆき氏の対談。
ん?と誰しも思いますよね、なかなかミラクルな企画でした。

アーカイブ
http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52307268.html

テーマは、ネットの匿名性の問題、そして、若者の起業の問題、あと幸福度調査の結果とか。
おもしろかったですね、くすくす笑いっぱなしでした。かみ合わないのなんの。
しかもどうも勝間さんは、その噛みあわなさを、ひろゆき氏からの侮辱というふうに思い込んでしまったらしく、逆襲を試みるも、それもまたかみ合わずに空転...というのが、絶妙です。プロレスとおはじきの格闘を見るようというか。

で、ひろゆき氏は、ずっと自分の等身大の実感を語っていただけでした。あの年代の人なら誰でも言える、ものすごく当たり前の事を、飄々と語っていましたね。

自分が思い描いているストーリーに相手を取り込みたい勝間氏と、まったくひっかかってこないひろゆき氏、噛み合う訳はなく...。
なんか、終りに、局アナふたりが加わっての短いトークになるんですが、台本上は、勝間さんのトーンに乗っかって、現状を総括するような感じだったんでしょうかね。でも対談がかみ合わないまま、「変な雰囲気」で終わってしまったので、「どうまとめたらいいのかわからない」というまごまごした不思議な空気で、これまた、番組としては実に居心地わるく、おもしろかった。

しかし、普通の番組としては失敗の部類でしょうかね。
その失敗に気づいた勝間氏がなんとかしようとあがいた末、まれに見るすれ違いエンターテインメントを偶然作ってしまった、という感じかな。
そもそも、チャンピオンプロレスラーとおはじき名人の試合を成立させるには、プロレスでもおはじきでもない第三のルールが必要なんだけれども、勝間氏は、ひろゆき氏もプロレスラーだと思い込んでしまったんでしょう。
それと、ホストがゲストを迎える形式の対談では、少なくとも、ゲストの側になんらかの(番組やホストに対する)好意なり、(テレビに出ることに対する)損得計算なりがないと成り立たないと思うんですが、ひろゆき氏には、その両方ともがまったくないわけなので、番組にはなりにくいですよね。最低限でも、ホストに対してある程度リスペクトするキモチが存在しないとムリでしょうが、それもナイ。

こういうのが、たまたま放送されてしまうというのが、多チャンネル時代の良いところですね。
しかし、この「デキビジ」ってタイトル、「デキるビジネスパーソン」の略なんですね。なんかすごいですね...(笑)。独特の、ギャフンな感じがあります。

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