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2016年6月 1日 (水)

大魔神怒る

前作に引き続き、カミさんがCS経由で捕獲したものを鑑賞。
ストーリーは前作同様、悪者城主が、近隣の豊かな土地を羨み、力づくで自分のものにしようとするが、これまた大魔神の怒りにふれて、ぶっころされるというもの。美しくも残酷な一本の糸にそって、するすると話が流れていきます。

監督は時代劇の巨匠、三隅研次。前作の大ヒットを受けて、特に特撮のテコ入れがすごい!
大量の水とガスを使った大魔神出現シーンなどは、いま見ても、というか、今見てだからこそ、よくやったなあ、これ、という大迫力ものです。
こういう特撮の「手応え」というのは、もう、現在の映画では望んでも得られない、贅沢なものになってしまいました。

ウィキをみたら、封切り時の併映は、「座頭市海を渡る


こんな二本立て、もし見たら大満足だろうなあ。
というか、多分見てるんだと思うんだ…子供だったから大魔神のほうしか覚えていないんだったろうな。

今のニッポンの状況からすると、大魔神そろそろ出てくるかもな。その姿が大地震じゃないことを祈る。

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2016年5月11日 (水)

大魔神とフェラ・クティ

連休中に、カミさんが捕獲録画してあった「大魔神」を見た。
この映画はもう何度も見ているし、そもそも封切りの時に見た。大魔神プラモも買ったし、おもちゃも買った。少年漫画誌での大魔神特集も読んだ。
自分的には、そんな、子供の頃からの定番中の定番映画でした。

あらためて見てみると、そのストイックな脚本にため息がでますね。
「悪者が悪いことをするから、大魔神が出てきてぶっころす」という単純な一本の線。
しかも、大魔神そのものは、あんまり色々考えたり判断していなくて、純粋に「力」として存在している、それこそ、地震とか津波と同じような自然現象に近い描かれ方をしています(神、ですからね)。そのあたりのわきまえ方も素晴らしい。
映画「大魔神」の魅力は、もう、この脚本の素晴らしさにつきると思います。

特撮も、怪獣映画より縮尺が大きく、現物に近い壊れ方をするので迫力もあります。
シーンの作りこみや、人物の心の動きの描写も丁寧で、まっとうな時代劇の風格も十分です。

今回、カミさんがCS放送で捕獲してくれたのですが、こういう、寿命の長いコンテンツに度々触れられるというのは、多チャンネル化の恩恵ですね。CSが登場した当初は、これ以上チャンネル増やしてどうすんの?とも思っていましたが、コンテンツのアーカイブとして意義を獲得したと思います。

大魔神は子供の頃からの古い友人みたいなコンテンツですが、つい最近、ハマってしまっているものがあります。それが、アフロ・ビートの生みの親、フェラ・クティです。
アフロビートの生みの親といっても、フェラ・クティのバンド以外にそれを演奏しているミュージシャンがいるのかどうかよくわかりません。

とにかく延々長い曲をやっています。
アフリカンビート、といっていいのかもわかりませんが、大人数で延々ポリリズムを奏で、ホーン・セクションのリフがキメキメで聞こえてくる。
それをぬって、フェラ・クティのがなりボーカルと、うまいのか下手なのかどうにも不明な感じの、テナーサックスソロや、オルガンソロが聞こえます。これもフェラ・クティが演奏している模様。
全体的な印象としては、泥臭くて、複雑。
これにハマってはや一月近くになるんですが、未だに治らない。
この延々続く、ポリリズムがしっくり来すぎてやめる気になれないんです。音源はAppleミュージックですが、アルバム20枚ぐらい上がっているのでとっかえひっかえヘビロテしています。

歌詞もよくわからないし、黒人人権運動家でもあるフェラ・クティの政治的メッセージもよくわかりません。が、この戦う姿勢は伝わってきます。
なにかと、世の中に理不尽なことが多いこの昨今、この音楽の「負けない姿勢」が生理にぴったりハマったのかもしれません。


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