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2007年5月14日 (月)

DTVの作業フロー

今現在進行中の案件もそうですが、最近は、FCPを二人がかりで使うことが多いです。

撮影が終わったら、FCP使いの制作マンが素材を持ち帰り、HDDに取りこみます。そして、取り込んだHDDをもう1台のHDDにコピー。
そのうち一台を僕のところに送ってもらいます。
この時点で、テープとHDD2台に同内容のものが残るので素材のバックアップは安心。
送ってもらったHDDを使って編集し、ひととおり編集が終わったら、プロジェクトファイルと、僕のほうで新たに作ったPSDなどをまとめて、先の制作マンに送ります。こうすれば、あっちことこっちで、素材と編集データ一式がミラーリングできることになります。
以降、試写後の直しや、カンパケ前の微調整などは、プロジェクトファイルをメールで送って更新してもらいます。
こうしておけば、データのバックアップにもなると同時に、テロップのチェックなども二人がかりで出来るし、なにかと安心。

制作マン=プロダクションとしても、MA用の出力や、納品ファイルは自分のところで作ることができるので、全部をディレクターまかせにするよりはチェックの目も行き届くようになります。また、誤字のような細かい直しなら、ディレクターとやり取りするまでもなく対応できるというメリットもあります。

FCPを使った作業のフロー、僕の仕事環境では、今のところこれが良いかな~と思っています。
多少手間とコストがかかるものの、素材データ含め、編集作業のすべてが複数ある、という安心感にはかえられません。しかも、別のメディアにバックアップが取ってあるだけではなく、保管場所も違うので安全性はぐんと高まります。

構成案やシナリオなどは、スタッフで回覧したり、提出物にしたりすることで自然に各自のPCにバックアップが取られて行くし、自分のところでデータが飛んだとしても、壊滅的なことにはなりません。
DTVの編集データも個人が持つパソコン上に、やや「危うい」状態で保存されているものなので、作業者であるディレクター個人のバックアップのほかに、こういうシナリオや企画書と同じ感覚で複数のPCでバックアップやミラーリングがおこなわれるべきなんじゃないかと思うんです...というあたりを実際の作業に落とし込んでみると上記のような方法に。

このブログでも何度か書いていますが、こういう、DTVの制作管理の手法を研究することは重要ですね。さらに洗練させていきたいと思っています。
そのためには、ディレクターだけがFCPを使えるだけではダメで、制作マンなら制作なりの、AD君ならADなりの、持ち場持ち場のFCPの使いこなしを身につける必要がありますね。

そのままではディレクターの個人作業になってしまうものを、どう良い形で分担作業にするか、というあたりが、DTV作業のマネジメントのキモという気がしてきました。

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2007年4月 7日 (土)

テープ

テープメディアってもうビデオの世界にしか残っていませんね。そうか、と。
テープはなくなるのかな、という事を考えているうちに、色々なことを思ってしまったのでした。

デジタル化されると、なんでも小さくなるので、映像もメモリカードのような小さなメディアに書き込んで使う、というのはまっとうな進化なんだと思います。デジカメ写真と同じ簡便さで映像が取り扱えれば、便利です。

しかし、仕事で、となると少し事情が変わってきます。信頼性とか、慣れや実績の問題がありますので。
テープなんかやめてさっさと次のもっと便利なメディアに移行したい、と思う反面、テープがしばらくなくならないんじゃないかと思う理由は、そのあたりにあります。

なんだかんだ言って、テープは映像用のメディアとしては最高にこなれています。
時間軸を、フィルムのような細長いメディアに記録するというのが直感的に分かりやすく、了解しやすい。それに、ぱっと見た目で、「映像が記録されているモノだ」という直感できる、というのも現場的にはわかりやすい。

とある仕事で、カンパケをどう保管する?という話になりました。納品物としてはDVDなので、そのバックアップというかマスターがあればいいわけですが、Mpeg2化する前のものをマスターとして保管したい。収録はDVCAMなので、QT(DV)のファイルでHDDに、という案が有力だったのですが、どうも、なんだか心配だね、という事に。HDDもマシンとの相性があったり、なにかとトラブりがちです。結局、DVCAMのテープに収録して「マスターテープ」として保管する、という結論になりました。
実際、テープは薄いフィルムに磁気ですから保管用のメディアとして実はHDDのほうが安心かもしれないのですが、安心感(気持ち)と管理のしやすさが優先されてテープに。
DVDにデータとして焼いておいてもいいんですが、DVDもドライブとの相性があったりして...つまり、PCがからまなくて良いメディアに残しておきたい、という気持ちが働くんだと思います(もちろん、HDDもDVDもバックアップ的には保管してあるわけですが)。

データの移動もコピーもカンタンだけど、消去も一瞬のうちにカンタンに済んでしまう、というところに恐怖心が沸いてしまうのかもしれません。
テープなら上書きしても、すぐに気づけばカラーバーを消してしまうだけで済むかもしれませんが、HDDやメモリカードは、初期化しちゃったらおしまい、という。
もう、テープをきゅるきゅる回す編集には戻りたくありませんが、テープにシンパシーを抱く気持ちも残ってるんですね。

まあ、世代的な問題なのかもしれません。1インチテープが王様だった時代にディレクターになった、というのと、ちょうどHDDが出始めの頃にPCを使い始めて、HDDや磁気ディスクでの痛いトラブルを経験している、というのと二重の意味で。

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2007年2月19日 (月)

m2tとm2ts

この二つって名前ずいぶんにてますよね。
特に、MACで映像編集していると、なんでもQTムービー(.mov)の中に入れちゃうんでこのあたりの事に疎くなりがちなんですね。僕もそうです。
m2tは、HDVのテープに収録された生の状態(なんですよね?って誰に聴いてるの?)。windowsでHDVテープを取り込むとこの拡張子のファイルになります。Macで取り込んだ場合は取り込みながら、AppleHDVに変換(というかデータ並べ替え)されてQTムービー(,mov)に格納されます。
片や、m2tsは、AVCHDの生な状態(なんですよね?って誰に聴いてるの?)。AVCHDカムで撮影されたムービーをPCから覗くとこれになっているようです。しかしてその中身は、Mpeg2ではなくMpeg4ファミリーのH264というコーデックを使っています。で、MacのQTムービーにもH264コーデックがあるのですが、m2tsはMacでは再生できません。先の「m2tをAppleHDVに変換(というかデータ並べ替え)されてQTムービー(,mov)に格納」という仕組みが、m2tsとQTムービーの間にはまだないからなんです(と思います)。
あー、ほんとにややこしい。
特に、ファイル形式(とかコンテナっていうんですかね)とコーデックが別に存在するというあたりがややこしいです。こんな事なら、コーデックごとに別々のファイル形式がある、というほうがユーザーとしては分かりやすいんだがな〜と思ったりします。
つい最近も「microsoft AVI」でファイルをあげて下さい!と言われて、いくらやりとりしてもラチがあかない...よくよく聴いたらそれはファイル形式の指定でもコーデックを特定したいわけでもなく、PremiereProの書き出し「プリセットの名称だった」という事件がありました。こうなってくるともう、説明する気にもなれません。HDVで撮影したものをそのプリセットのデフォルt設定で書き出したら、ひどい画質なったので、「テープで納品」してしまったのでした(残念!)。このあたりを分かりやすく図解してページを作りたいんですが、僕自身の知識もまだまだ中途半端でして、誰か決定版をやっていただけないものか...。特にMpeg4は正直わけがわかりません...。こういう時間圧縮するコーデックはどのみち編集に向いていないというのがあってあまりフォローする必要性を感じなかったのですが、このところのHD化の流れは、どうも、CPUパワーにまかせて時間圧縮を編集しちゃう、という方向に行っているような気がします。
今後デジタルビデオの「方式」はますます多様化する気がするので、結構重要な気がしますね。
実際、このブログのアクセス解析を見ると、コーデックをキーワードに検索してもらっている場合が結構多いんですよね...。参考になる書籍やサイト、ご存知の方教えてください!

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2007年1月13日 (土)

95%の先はね

結局連番(TARGAをHDDに入れてポスプロに送り、ふう、と思っていたら、スチール素材のマスク不備、テロップ素材の位置が不適切だったためヌケが悪い、などいくつかの不備をオペレーターさんに指摘され、よくみたら背景素材のサイズがちょっとちがっていたり、などいくつかの問題点を解決して、それはFTPでネット送り。
それ以外にも、まー、個人的にあそこのあの部分がな〜、とか、あれがな〜、とか、あれはもっとこうできた、など色々あったものの、MAも終了して今回のややこし仕事も終了しました。
MAは結局FCPから書き出したOMFファイルをプロツールズで読んでもらって作業しました。スタジオはよくやっているところではなく、初めての、しかも老舗のMAスタジオで。そういう環境でこういう作業をすると最初はやはり「なんかDTVやってる演出がOMFなんてもちこんじゃってさ」的な雰囲気が最初はかんじられますねよね、気のせいかもしれませんが、音方面の職人さんからするとディレクターなんて音のしろーとなんで。まー、面倒みていただきました。でも、あー、これが終わって、仕事も通常モードといいますか、まったりした環境にもどりました。
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で、今日は土曜日。新春の誓い通り、仕事はオフなんですが、仕事場の整理と掃除をしましたよ。ちょっとおくれた大掃除です。
なぜか今だにもっていた、NEC9801(MS0DOS時代の大ヒットマシンですね)にしかインストールできないソフトや、ハイパーカード(初期Macの象徴的マルチメディアソフト)の支援ユーティリティなど、今となってはなんの機能もはたさないモノなどを捨てて、ちょっとすっきりです。
ただ、どうにも使えないんだけど、どうしても、精神の安定のためにすてられないものってありますね、それを実感しました。どうかんがえても使えないし、いらないんだけど、これをすててしまうとなにかが不安定になる気がしてしまうものがあります。どう考えても、そのままじゃ鳴らない(友達にもらった)ギターのエフェクターとかね、とくに20代前半に好きだったモノって捨てられないですね。そういうモノはもう墓の中に持って行くしかないんでしょう。

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2007年1月11日 (木)

95%の先

昨年年末に、カミさんと池袋の本屋で待ち合わせをしていて、時間つぶしにアップルの合成ソフト、Shakeのマニュアル本を読んでいたんです(Shake持ってませんが)。その中に「95%の完成度まではあっというまに到達します。しかし、あとの5%を完成させるために、作業時間のほとんどが費やされるでしょう(大意)」といいう記述を発見。んー、御意。FCPでの作業でもそうです。完成度そこそこの試写ファイルまでは3〜4日で到達したとしても、そのあとモノによっては完成させるまではさらに4〜5日かかったり。クライアントOKのその先の作業(というか管理項目、細かい調整事項)が結構大量にあるんですよね。それでも、最終的には、ごく細かい部分に悔いが残ったりするものです。万全を期そうとするとなんだか終わらない作業になってしまう。
結局自分でオペレーションするってそういう事なんですよね。「んーと、この程度はいいんじゃない?」という鷹揚な線をどのあたりで引くか、というのは難しく、かつ重要な部分ではありますね。
(几帳面じゃないくせに細かいところが気になる、という個人的資質もあるんですがね〜)
今やっている仕事も細かい部分が気になって、調整を重ねた結果、まだ書き出しおわっていません...。なんとか3時には終えたいな〜。

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2006年12月29日 (金)

優雅にできないものか

さてと、今年ももう終わりですね。
今年はなんだか仕事に追われた1年でした。特に年末近くなってからは、ロケ日以外は、ほぼ毎日FCPにかじりつく日々。ひとことで言うと「セカセカ」してました、今年は(笑)。
特に企業系の仕事が増えたので、景気回復を(仕事量の上では)実感します。少なくとも企業がマーケティング関連に使うお金は増えているんでしょう。

こうして、たくさんの仕事をDTVでこなしてみて思うのは、やっぱり、この手法の最大の欠点は「作業が限りなくスピードアップしてしまう」ところだな、という事です(反面これはすごいメリットですが)。
これは、DTVを使い始めた当初からずっと思っていることですが、相変わらず気持ちに引っかかり続けています。
作業がデジタル化すると編集も個人作業になって、ブラックボックス化する。となると、作業している個人(ディレクター)の都合やスキルのなかで「いくらでも対応可能」な状態が生まれます。数十箇所の手直しを明日の朝までにやってくれ、といわれても寝ない覚悟だけあれば可能は可能なわけです。そういうことが(しかもコストかからず)できる、というのもDTVの良さなんですが、そういう作業環境ってどうよ、とも思うわけです。
自由に編集できるし、アナログでは手間ひまがかかっていた事が手早く確実にできるようになったり、DTVはいいことづくめで、これを使えば、ディレクターは「ラク」になってしかるべきなんですが、なんだかラクにならない、スピードアップするばかりです。その中でやはりディレクター的な欲望と良心にしたがって「ここはもう少しこうして」とか、クオリティ向上のための努力もしなければいけません。
こんなに、セカセカするために、FCPにコストかけたんだっけかな~、おかしいな、と。これがあればもっと優雅に仕事できるかも、と思っていたのに。
まぁ、発注する側からみれば、DTVのメリットは「安さ」と「速さ」「直しカンタン」なので、そういう要求をされるのはもっともで、そのおかげで仕事を回していただける、というのはあると思うし、実際自分でもそういう効率化を目指していた部分はあるんですが、なんだかそればっかになっている気がしています。「直しカンタン」はいいとしても、「安い」と「速い」を両立させてしまうと作業環境が汲々としてきますね。

というか、そうか、さくっと作業してぱっと納品する、すし屋みたいな作り方が似合う仕事というのは確かにあって、それはどんどん効率化すべきなんですが、そうじゃない、作りこまなきゃいけないものまでスピードアップしている、というのが問題なのかな。

どう解決するかは、なかなか難しいですが、ひとつは、スケジュールを引くときに、もう少しDTV的な作業を考慮しなければ、と思います。テープからHDDへの取り込みに3~4日スケジュールを見るだけでだいぶ違うし、MAの後に直しの日程を組み込む、とか。まぁ、それをやると従来のテープ編集のポスプロ作業よりも日程は長くなるかもしれませんけれど、そういうスケジュールの組み方が定着していけば、作業環境も改善されてくる気がします。
それに関連して、作業プロセスを共有できるようにする、という事も大切かも。例えば、仕事に入る前に、作業フロー図のようなものを作ってどういう風に作業が進行していくのかを、クライアント含めて共有しておく。これがあると少しは違うかな、と思います。タイミングをはずした「突然の要求」は少しは減るのではないか...確かに、仕事の中で、そういう「説明」は怠っていたかもしれません。口では説明しているのですが、きちんと書面というかチャート化する必要があると思います。

来年は、そういうことを少しづつやっていこうと思います。
何か良い方法を実践されているかた、いらっしゃいますか?

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2006年12月18日 (月)

こわいはなし

現在、編集でかかえている案件が4件ほど。
仕事が混んでいないときにはあまり考えないんですが、こう混んでくると、ちょっとヤバいかな、と思う事が。
今、うちが火事になったら、僕が怪我で入院したら、突然思う所あって田舎に帰ってしまったら。編集データはうちに唯一のものとしてあって、他にコピーもバックアップもないし、どうすんだろ。
ロケが終わったら、なるべく取り込みはプロダクションサイドでしてもらい、うちにはデータだけがくるようにして、オリジナルはなるべく持たないようにしているんですが、編集データはうちにあるものが唯一です。
これはなんとか改善しなければ。
僕のところと、プロダクションで素材データと編集データを常に更新しながら共有している、という必要が、やっぱりあるよな〜。
それと、そういうデータをいつまで保存しておけばいいのか、といった問題もあります。
DTVは、「便利で安い」という存在感が全面にでているので、こういうリスク回避の問題は、あまり議論されていない気がします。
こういうリスク以外にも、撮影したものはすぐに利用な形で、個人のディレクターの自宅のハードディスクに残るわけで、例えば雑景などは、別の作品に使おうと思えばつかえちゃうわけですよね。そういった事を、プロダクションがどう管理するのか、というのも手法は確立されていない気がします。
実際の現場的なノウハウもそうですが、こういう「仕事の管理のしかた」という部分も今度いろいろ考えて行かないといけませんね。

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2006年12月13日 (水)

今日はMAの日-OMF-

掲示板でふくださんにゲキいれてもらったし(^^)ちょっと更新の元気だそ。

先の投稿の時に直しをレンダリングしていたMA、やってきました。
今回は、FCP上で音楽とSEをつけ、汎用性のある音声編集のフォーマット「OMF」で書き出してスタジオに持ち込み、MAシステムの「NUEND」で読み込んで作業してもらいました。
あー、便利。これは便利です。FCP上の音声トラックの状態がMAシステム上でそのまま再現されるのであとはNA録り、整音、タイミング調整、エフェクト、ミックス、というわけで、自宅fcpからの作業がそのまま積み上がっていくのが気持ちいいですね。こういう事が「デジタル」なんだな~。
勉強になったのは、クリップの名称が日本語になっていると、NUEND(おそらくTOOLSでも)では正しく認識されず、迷子のファイルになってしまうということ。FCPにクリップを取り込む時に1バイト文字にしておく必要があるようです。これを手動で再接続するのに若干時間が(といってもたいした分量ではなかったので20分ほど)かかりました。
しかし、これからはこれだな、これにしよ、OMF。
FCPからは、「ファイル」→「書き出し」→「音声をOMFに」で書き出します。
OMFは、書き出すと1個のファイルなのですが、このなかには、FCPのタイムライン上のすべての音の「ファイル」というか、コンテンツとトラックわけ、時間軸上のタイミングが含まれてます。ファイル一個だけ持ち出せばいいので、これも便利ですね。
ファイルは、実際につかった部分しか書き出されないのですが、「のりしろ」を指定することができるので、微調整用の「余裕」分はつけることができます。

ただ、FCPで書き出したOMFをFCPでは読むことができいないので、確認ができないんですよね、それがちょっと不安です。今回もダメだった場合の予備として、音楽元素材、音楽だけの2トラックの書き出し、SEだけの2トラックの書き出しファイル(AIFF)も持っていきました(出番はありませんでしたが)。

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フェアライトのマルチトラックHDDレコーディングの時代から、PCベースのMAシステムになって、DVTとMAスタジオの親和性、よくなりましたよね。これで画カンパケをテープに書き出さずに、ファイルだけで仕事が完結するといいんですがね~。
まだテープが...。でもテープじゃなきゃなんとなく不安だったり、逆に不便だったりする状況もあるしな~。


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2006年9月22日 (金)

Apple Intermediate Codec

今、HDVで撮影している仕事は、取り込みから書き出しまで「Apple Intermediate Codec」で行う予定です(最終はSDのDVD)。
このコーデックは、MacでHDVを編集する場合に、比較的低速なマシンでも編集できるように用意されたコーデック(というだけでもないのでしょうが)です。iMovieでHDV編集をする場合にはこのコーデックを使います。素材のファイルサイズが大きいのと、取り込んだ素材に元テープのタイムコードが反映されないのが難ですが、時間圧縮してないので、取り回しはHDVまんまよりも軽くていい感じです。
HDVだと、やはり最終の書き出しが時間がかかるのが難点ですが、Apple Intermediate Codecなら、そのあたりの不満は解消されそうです。
理屈としては、複数のかなりハードな圧縮をするコーデックをまたぐ事になるので、画質は劣化するのでしょうが、最終はSDという事で、今回は取り回しの良さを選びました。
また、編集途中でレポートしたいと思います。

しかしコーデックも色々でてくるので、どれをどう使うか、判断難しい面がありますね。
力まかせにマシンを増強すれば、撮影したコーデックをそのまま使うのがいいのでしょうけどね〜。

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2006年8月 9日 (水)

HDV収録仕事終了

さて、HDV収録の初仕事も無事に終わりました。
これは、東京臨海地区にできた、最新廃棄物処理施設のPRビデオで、プラント施設の竣工イベントに上映するのが主な目的。

今回のワークフローは以下。

(1)HDV収録(ソニーHVR-Z1jをメインに、インタビュー用のBカメでA1j使用)

(2)Final Cut Pro(5.1)で、取り込み。取り込みプリセットは「HDV1080 60i」

(3)Final Cut Pro(5.1)で編集。シーケンスプリセットは同じく「HDV1080 60i」

(4)編集が終わったものをFinal Cut Proの「書き出し」→「QuickTimeムービー」で、HDVコーデックのQuickTimeムービーとして書き出し。(ここまではコーデックの変更なし)

(5)(4)で書き出したムービーをQuickTimePlayerを使って、非圧縮ムービーとして書き出し。Final Cut Proシーケンスからの非圧縮ムービー変換はレンダリングが異様に重かったので、このようなフローになりました。QuickTimePlayerからの書き出しは、圧縮設定を「なし」、サイズの設定を「NTSC720*480 16:9」にして、デインターレースしました。

(6)(5)と同様に、DVのQuickTimeファイルも書き出し、こちらはFinal Cut ProからDVCAMテープに収録。これがMA用の素材。

(7)ポスプロにて、(6)のDVCAMを使ってナレーション収録、MAを行い、2ミックスをAiffに書き出してもらいます。

あとは、(5)の非圧縮ファイルと、(7)の2ミックス音声ファイルを合体させて、スクイーズ仕様のDVDに焼いて納品。

HDVの編集に関しては非実用的な重さというわけではありませんでした。しかし、HDVからのファイル書き出しやほかの形式への変換にかなり時間がかかります。おそらく、HDVの時間圧縮の処理に手こずっているのでしょう。
というわけで、次回は、HDV収録素材を、HDVコーデックではなく、Apple Intermediate Codecに変換して取り込み、その後をすべてこのコーデックで行う、という事にしてみようかと思っています。とりあえず現状では最終納品はSDなのでHDVネイティブで編集するメリットはあまりないのかな、と。
それと、HDVをSDサイズに変換する際のインターレースの処理ですが、HDV→DV、HDV→非圧縮ともに、インターレースを生かすと、かなりひどいジャギーが現れました(前にダウンコンバートのテストしたときにはそんな印象は無かったんですが...何がいけなかったのか)。どうせ最終的にプログレッシブ化せざるをえないのなら、最初から30Pの収録モードを持ったカメラで収録するのが良いのかも。

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